インド大使館の花見レセプション
ナグマ・M・マリック駐日インド大使のご招待により、千鳥ヶ淵に面したインド大使館の花見レセプションに出席しました。
大使のご挨拶の中で、ひとつ印象に残る言葉がありました。日本では桜の咲き具合を「三分咲き」などと表現することに、大使が深い興味を持たれたというのです。「まだ三分」という言い方には、これから満開へと向かう瞬間を待ち望む日本人の心が表れているのではないか、そうおっしゃっていました。
その言葉に、はっとしました。
日常的に使い慣れた表現の中に、私たちの感性や美意識が静かに息づいていることを、改めて気づかされた気がしたのです。満開の美しさだけでなく、そこへ至る過程にも心を寄せる。外からの視点を通じて、桜を愛でる文化の奥行きをあらためて感じた、ひとときでした。

