
マレーシア最終日
昨日は、2011年にマレーシア工科大学のキャンパス内に設立された、日本型工学教育を行う高等教育機関「マレーシア日本国際工科院」(Malaysia-Japan International Institute of Technology、略称MJIIT)を視察しました。
日・マレーシア首脳間の合意に基づき設立され、日本政府は教員派遣やカリキュラム策定などで協力しており、JICAや民間企業「ユーグレナ」がしっかりとした役割と存在感を示していました。
午後はAIPAメンバーと日本代表団とのミーティングでした。それぞれの国からのお話をしっかりいただきましたが、様々な課題に対して包摂的で持続的に組織をしっかり機能させて対応していくことの重要性があらためて共有されました。
また、ベトナムとの二国間会談も実施されました。
そして、ジョハリ・ビン・アブドゥル マレーシア下院議長との面談です。
連日にこやかに、あたたかく接してくださり今時総会議長でありますが、ありがたくも面談の時間をいただきました。
アジア太平洋議員フォーラムの件、AIPAの重要性、アジアのこれからなど様々なやり取りがあり、議長からは若い議員が多くを知ってつながり、未来を拓いていくことの期待が述べられました。そして、最後に長崎の原子爆弾の歴史について「若い世代はどのように受け継いでいるのか?」との問があり、私からは「原爆は一瞬で全てを奪ったが、長い時間をかけて多くの人々を苦しめている。その実相を見ることであるし聞くことが大切で我々の教育にはそれがある。そして、近年、日本の総理は世界のリーダーたちをその被爆の実相を知る機会に導いている」と話しました。
議長は深く頷き、私の手を握りました。
最終日の今日はカナダ、ラオスとのそれぞれ2国間対談、第2回全体会議、そして閉会式です。
多くのスタッフに支えられています。
ありがとうございます。
令和7年9月20日付