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岸田政権について

岸田文雄総理についてよく聞かれるので、少し感じるところ書いてみます。

地図上、我が国は何とも大変な場所に位置しているといつも思っています。それは、いまに始まったことではなく、歴史上、ずっとなのかもしれません。

海洋国である事、中国、韓国、ロシアとの歴史や領土に関する事、北朝鮮の人権や安全保障に関する多くの問題、さらには資源の調達や、その事に起因する国内の経済に関する事など、我が国の総理が直面する課題は、世界的に見ても非常に難しい事ばかりであると思います。

その中で、故安倍晋三元総理がリーダーとして国際社会において評価を受けたのは「世界の経済と安全保障を主導した」ということであると思います。

対中政策を念頭に、アメリカよりも先んじて経済外交を展開し、国の内外に中国の脅威に対する安全保障を打ち出しインド太平洋など新たな世界的な枠組みを構築しました。

このことは、安倍先生の国家観や世界観が大きく影響しているわけですが、国内の政治状況としては「長期政権による安定感」も要因であったと思います。

岸田内閣が取り組んで来たこと、そして取り組もうとしている事の大元は「安倍晋三先生」の方向であり、ともに歩んだ道の先だと確信しています。

原発再稼働や、ALPS処理水放出、防衛費の増額や反撃能力の保有を盛り込んだ防衛三文書の改定、戦地ウクライナ訪問、世界のリーダーたちに核使用の現実を理解させた広島サミットなど、まさしくそうなのだと感じます。

そして、北朝鮮による拉致問題解決や、憲法改正についても引き続き強い意志を持って取り組んでいます。

安倍先生が倒れられた時、国内における評価と世界における評価に大きな乖離があることを報道を通じて強く感じました。また、直後のぶら下がりで、声を詰まらせ涙を浮かべる一国のトップの姿に違和感を感じましたが、いま思えば、同じ夢や志を持ち得た人間の率直な反応だったのではないかと思います。

世界は日本の総理のリーダーシップをいまもなお求めていると感じる機会が多くあります。

我が国の歴史や伝統に基づく「国柄」は、世界の混乱に際してこそ役割が生まれるのだと思います。

岸田文雄総理の強いリーダーシップを期待し、私は引き続き総理を支えたいと思います。

「岸田さんはそんなにダメな首相なのだろうか。こんなに実績があるのに」

【執筆:フジテレビ上席解説委員 平井文夫】

https://www.fnn.jp/articles/FujiTV/620161

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