九州地方治水大会長崎大会
九州地方治水大会
長崎大会に出席しました。
我が国は他国に比べ自然災害に脆弱な条件であると言われています。故に政府では国土強靭化を強力に進め安心で安全な整備に取り組んできました。
しかしながら、気候変動・地球温暖化の影響から毎年全国各地で壊滅的な被害が発生しております。
混迷を極める世界情勢は防衛の観点のみならず、経済安全保障・食料安全保障の重要性を高めています。
1次産業を中心とした生産物の安定した生産・供給は地方が担ってきた大切な役割であり、人口減少下における移住先として選ばれるそれぞれの地域が、生命と財産を守れない状況で良いはずはありません。
他方、これまでの加速化された整備によって確実に守られた、暮らしや故郷、そして人生があることも間違いのない事実であります。
整備をすれば守られるのであります。そうであるならばその取り組みは政治と行政に課せられた責務であります。
今日の日を境に、目に見える範囲だけでないソフト・ハードともに地域全体の防災機能を高める流域治水をなお一層進めて行こうではありませんか。